携帯電話を使った振り込め詐欺の被害を防ごうと、群馬県内にある金融機関が、ATMのそばで携帯電話を使いづらくする特殊な装置を設置しました。

装置が設置されたのは、群馬県の伊勢崎市役所にある県内の3つの信用金庫などの合同ATMコーナーで、装置によって携帯電話の電波をさえぎり、半径およそ1メートル以内に近づくと、携帯電話で通話ができなくなったり、通話しにくくなったりするということです。

信用金庫では、携帯電話で無人のATMに誘導し現金を振り込ませる被害が後を絶たないことから装置の導入を決め、通話が途切れることで被害者が詐欺に気付いたり、犯人側が再び電話をかけてこないなどの効果を期待しています。

群馬県警察本部によりますと、携帯電話で指示して現金を振り込ませる「還付金詐欺」などの特殊詐欺の被害は去年1年間に253件で、前の年に比べて31件増えています。

「アイオー信用金庫」総務部の石原通世副部長は「電話が切れることで犯人は振り込め詐欺の誘導ができなくなる。効果を見極めながら、ほかの場所への導入も前向きに検討していきたい」と話していました。

出典:NHK NEWS WEB(2018/1/10)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180110/k10011283611000.html