県警は振り込め詐欺などの特殊詐欺を未然に防止しようと、電話がかかる度に警告のメッセージを流し、全ての通話を高音質で自動録音する装置を無料で貸し出す事業を始める。県内の各署で今月十一日から申し込みを受け付ける。

 装置は詐欺の被害に遭いやすいお年寄り向けに開発され、電話回線と電話機との間に取り付ける。

 電話が着信すると、呼び出し音が鳴る前にかけている側に「この電話は振り込め詐欺などの犯罪被害防止のため、自動録音されます」と警告が流れる。犯行グループがかけた場合、通話する前に電話を切る効果が期待できる。

 家族などの電話番号を登録すると、その番号では警告は流れないようにできる。録音した通話は高音質のため、犯行グループの声紋分析も可能という。

 対象は県内の原則六十五歳以上で、一人暮らしか、夫婦のみの世帯。貸出期間は原則一年間で、装置は二百十台用意し、原則先着順で受け付ける。問い合わせは県警の振り込め詐欺被害防止ホットライン=電027(224)5454=へ。 (菅原洋)

出典:東京新聞(2018/6/4)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/list/201806/CK2018060402000148.html