佐野市は、深刻化する高齢者のニセ電話詐欺被害を減らすため、特殊詐欺対策電話機の購入費を半額(上限五千円)補助する制度を本年度導入した。

 対象機器は、着信拒否や撃退メッセージ、録音などの機能を備え、留守番電話機を兼ねた商品や、電話機とモジュラージャックの間に挟む商品など形態はさまざま。全国防犯協会連合会の推奨品が多数市販されている。

 補助は六十五歳以上の高齢者がいる世帯であることが条件。県内では栃木市、大田原市などが先行して同様の制度を導入している。

 佐野市では二〇一七年、八十代の女性が千五百万円をだまし取られるなど、二十一件で約一億円の被害が発生。人口比の認知件数は県内ワーストだった。昨年も十八件約二千八百万円と深刻だ。

 最近は改元に乗じた手口の詐欺も横行しているといい、市は制度の積極的な活用を呼びかけている。問い合わせは、市危機管理課=電0283(20)3056=へ。(梅村武史)

出典:東京新聞(2019/5/13)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201905/CK2019051302000140.html