ニセ電話詐欺で高齢女性から現金をだまし取ったとして、愛知県警は詐欺の疑いで、県内に住む19~23歳の男4人を逮捕した。指示役とみられる名古屋市中区の自営業森田蓮容疑者(22)は、東京都内で現金の保管状況を尋ねる「アポ電(アポイント電話)」後に押し入り、女性を死亡させた強盗致死事件の被告とともに、県内で起きたニセ電話詐欺に関わった疑いがある。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、4人は昨年9月、同県刈谷市の70代女性に警察官などと偽って電話をかけ、200万円をだまし取った疑いが持たれている。

 4人のうち同県知多市の土木作業員大岩傑容疑者(23)が別のニセ電話詐欺事件で逮捕された際、東京都江東区のアポ電強盗致死事件で起訴された須江拓貴被告(22)と「同じ指示役の下で愛知県知多地方でニセ電話詐欺をした」という趣旨の供述をした。その後の捜査で森田容疑者が指示役とみられることが判明。大岩容疑者は須江被告と面識はなかったが、森田容疑者の関係者のツイッターを通じ、須江被告の名前と顔を知っていたという。

 須江被告は江東区のマンションに今年2月、アポ電後に男2人と押し入り、住人の加藤邦子さん(80)を窒息死させたとして逮捕、起訴。東京都渋谷区笹塚の高齢夫婦宅にもアポ電後に押し入ったとして、強盗容疑などで5月に再逮捕された。愛知県や兵庫県で起きたニセ電話詐欺などに関与したとの情報もある。

出典:中日新聞(2019/6/5)
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019060590123020.html