福岡西署は7日、福岡市西区の中国人留学生の女性(31)が、中国の入国管理局や警察をかたる偽電話詐欺被害に遭い、現金約40万円をだまし取られたと発表した。女性は中国国内の家族を通じて同国の銀行に別に6万元(約94万円)を振り込んでおり、署は中国人による組織的な犯行の可能性があるとみて捜査する。

 署によると、九州大大学院で留学中の女性の携帯電話に4日、中国の入管職員を名乗る女から「あなたが詐欺に関わっていると(中国の)上海警察署から手紙が届いた」などと電話があった。その後、同署員を名乗る男から「捕まえた振り込め詐欺グループからあなたへの送金があった。関与を捜査するから帰国しなさい。できなければ保証金を払え」などと言われ、女性は指定された銀行口座に4回にわたり計43万円を振り込んだ。男からの指示で、中国国内の家族に追加の振り込みを依頼したという。

 連絡は中国の無料通信アプリの機能が使われ、会話は全て中国語だった。女性には男のアカウントから中国の警察手帳とみられる画像や、特殊詐欺グループとされる人物の名前や顔写真が載った資料が送られてきたという。送金後、男のアカウントが消えたことから、不審に思った女性が6日に署に届け出た。

出典:西日本新聞(2019/6/8)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/516844/