滋賀県警と滋賀県内の郵便局は6日、暑中見舞いの時期にあわせ、架空請求、振り込め詐欺などの特殊詐欺への注意を呼びかけるはがき「防犯かもめーる」の配達を始めた。特殊詐欺の被害者のほとんどが高齢者であることから、年配の人になじみやすいよう寺社の御朱印をモチーフにしたデザインを採用。約4万3000枚を郵便局が任意で選んだ高齢者世帯を中心に郵送する。

 防犯かもめーるは昨夏、裁判所など公的機関を装ったはがきが届いたとの相談が急増したことを受け、県警と県内の郵便局が企画した。はがき代は県内約300社の企業などの協賛金でまかない、差出人として記載している。県警によると、それまで高い水準で推移していた特殊詐欺被害が防犯かもめーるの郵送後には大幅に減少したという。

 はがき裏面の中央部分に県警のマスコットキャラクター「けいたくん」の朱印が押され、その上に大きく「被害回避」の文字、両脇に「オレオレ詐欺 架空請求詐欺」「電話の相手に現金渡さず カードも渡さず 情報話さず これ回避する方法」と書かれている。

 大津中央郵便局(大津市打出浜)で6日に行われた配達開始式では、県警の滝口一也生活安全部長が「今年はキャッシュカードをだまし取り、現金を奪う手口に変わってきた。特殊詐欺が1件でも減ることを祈願する」とあいさつ。同郵便局の井上純夫局長は「多くの人たちにはがきを知ってもらい、被害の防止に協力していきたい」と話した。

出典:産経新聞(2019/8/7)
https://www.sankei.com/politics/news/190807/plt1908070007-n1.html