京都府警綾部署は、4こま漫画で防犯を呼び掛けるチラシを作った。新型コロナウイルス対策の特別定額給付金申請に便乗した詐欺など最新の事例に触れ、コミカルな絵柄で注意を促している。

 チラシは4こま漫画4本が載った「防犯だより特別版」。車上狙い、自転車盗、忍び込みの3本は実際の被害を元に制作した。特別定額給付金がテーマの作品は、市職員を名乗る男がキャッシュカードをだまし取る様子を描いた。
 イラストは同署山家駐在所の大橋達也巡査部長(33)が手がけた。2016年の赴任から、月1回の駐在所広報をイラスト付きで発行。今回も「子どもでも分かり、読みやすいように工夫した」。
 4こま漫画はいずれも、オチで被害に遭う。大橋巡査部長は「現実にならないよう気を付けて」と呼び掛けている。新聞折り込みで市内1万戸に届けた。府警や綾部市のフェイスブックでも掲載する。 

出典:京都新聞(2020/5/29)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/259048