県警は10日、鳴門市の30代男性が架空請求詐欺で60万円、徳島市の80代男性が預貯金詐欺で150万円の被害に遭ったと発表した。

 捜査2課によると、鳴門市の男性の携帯電話に6月17日、登録料金の未納を知らせるメッセージが届いた。記載された連絡先に電話すると、大手IT関連会社社員をかたる男から「動画サイトの未納料金を支払わなければ裁判になる」などと言われため、17、18日に同市のコンビニエンスストアで計60万円分の電子マネーを購入。番号を伝え、利用権をだまし取られた。

 徳島市の男性の携帯電話には7月8日、市役所職員をかたる男から「後期高齢者保険料の過払い金を返還するので銀行口座を教えてほしい」などと電話があり、口座番号を教えた。その後、銀行員をかたる男から「新しいキャッシュカードに替えなければ過払い金の振り込みができない。カードを銀行員に取りに行かせる」と電話があり、カードの暗証番号を伝えた。通話中に自宅を訪れた別の男にキャッシュカード2枚をだまし取られ、徳島市の現金自動預払機から計150万円を引き出された。

出典:徳島新聞(2020/7/11)
https://www.47news.jp/localnews/prefectures/tokushima/5002983.html