高級外車で出場したクラシックカーレースで起こした交通事故を巡って保険金約530万円をだまし取ったとして、石川県警金沢東署などは29日、金沢市諸江町、自動車販売会社役員、小杉剛史容疑者(35)ら3人を詐欺容疑などで逮捕した。いずれも容疑を認めているという。
小杉容疑者の逮捕容疑は2017年11月、長野県内で開催された自動車レースで事故を起こした日付を偽って保険金を請求し、18年5月に金沢市内の保険会社から保険金をだまし取ったとしている。
県警によると、小杉容疑者は山あいの公道を走るレースで運転を誤って、道路ののり面に乗り上げ、車は横転、大破した。レース中の事故では保険金が下りないため、別の日に運転していた時の事故だったかのように装おうとし、当時保険代理店に勤務していた知人の石川県能美市佐野町、自営業、安達和彦容疑者(40)と共謀して、虚偽の保険金請求を行ったという。
小杉容疑者は外車を中心に販売、修理する会社の代表取締役を務め、自身が高級車とともに写った写真をフェイスブックに投稿していた。
出典:毎日新聞(2020/7/29)
https://mainichi.jp/articles/20200729/k00/00m/040/336000c