北海道警札幌・西署は2日、高齢女性からキャッシュカードを盗んだとして、窃盗の疑いで北海道苫小牧市の男子大学生(19)を逮捕した。同署は特殊詐欺グループの一員として、カードを受け取る「受け子」役だったとみて捜査している。

 逮捕容疑は昨年5月16日、仲間と共謀し、金融庁職員を装って札幌市中央区の70代女性宅を訪れ、女性がキャッシュカード計7枚と暗証番号を書いたメモを入れた封筒を別のものとすり替え盗んだとしている。

 同署によると、訪問前に警察官を装う別の人物から女性宅に「詐欺集団を捕まえた。あなたの口座から金が引き出されている」と電話があった。

 その後、男子大学生は5月21日までの6日間に札幌市内のコンビニや銀行の現金自動預払機(ATM)で計約1500万円を引き出した。防犯カメラの映像から男子大学生が浮上した。

出典:産経新聞(2020/8/2)
https://www.sankei.com/affairs/news/200802/afr2008020004-n1.html