北海道警旭川中央署は15日、旭川市の無職の60代女性が、フェイスブックで連絡してきたカブール在住の国連職員を装う何者かに計約1200万円をだまし取られたと発表した。同署が詐欺容疑で調べている。

 同署によると、7月中旬、女性のフェイスブックに日本人男性を装う何者かから友達になりたいと申請があった。その後、LINE(ライン)も含めてやりとりを重ねるようになり「荷物が税関で止められ、税金を支払わないと受け取れない。帰国したらすぐに返すので払ってほしい」などと要求された。

 女性は7月中旬から9月上旬、貯蓄のほか、消費者金融から借金して金銭を工面し、指示された銀行口座に計13回振り込んだ。息子に詐欺を指摘された女性が署に相談し、被害が発覚したという。

出典:産経新聞(2020/9/15)
https://www.sankei.com/affairs/news/200915/afr2009150032-n1.html