いまや誰しもが、当たり前の通信手段として使っているSNS。ある日、有名人から突然メッセージが届いたらどうするでしょうか?思わずクリックすると詐欺被害に遭う可能性があります。その手口と防止策です。
 「僕のアイコンを使うことも、僕を騙ったなりすましも、いずれも違法の可能性があり、損害賠償や刑事責任を問われます」(前澤友作さんの呼びかけ)  18日、ZOZOの前の社長、前澤友作(まえざわ・ゆうさく)さんが呼びかけたSNSの「偽アカウント」への注意です。偽アカウントとやりとりを進めると、現金などをだまし取られるおそれがあります。
 「一方、こちらのフェイスブックでは、身に覚えのないメッセージが勝手に送られています」(記者リポート)  何者かにフェイスブックのアカウントを乗っ取られているのです。これもファイルを押すと詐欺の被害にあうおそれがあります。
 「本物そっくりな“銀行”や“ショッピングサイト”に誘導して、パスワードやクレジットカード番号などを盗み取る手口です」(ITジャーナリスト・三上洋さん)  後を絶たない、SNSを使った詐欺。誰しもが被害に遭う可能性のある、その手口です…  「SNSでの友達関係を利用して儲けを出そうというものです。その人のフォロワーに対して『こんなサイトがおすすめだよ』とか『ここで買い物をしたよ』という投稿をする。実際はその先にジャンプすると詐欺サイトで、クレジットカード番号が盗まれるという詐欺です」(ITジャーナリスト・三上洋さん)  ネット犯罪に詳しい三上洋(みかみ・よう)さんによりますと、SNSが乗っ取られるのは、過去に流出してしまったIDのメールアドレスとパスワードを犯人が使い、操作しているためです。
 「パスワードリスト攻撃と呼ばれるものです。インターネットの裏側では、こういった過去に漏れたことがあるメールアドレスとパスワードのセットがたくさん売られているわけです。このセットを使ったなら、ほかでも使い回しているはずだという推測です」(ITジャーナリスト・三上洋さん)
 被害を未然に防ぐには、紙に記録するなどして、アカウントごとにパスワードを変え、なるべく長いものにするのが良いということです。

出典:yahooニュース(2020/9/19)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d45cf90fe1a3adb7827dde41ba0589b1179bde1d