新型コロナウイルスで売り上げが減った事業者に国が支給する持続化給付金をだまし取ったとして、愛知県警は29日、いずれも愛知大の学生で、住居不定、本籍同県豊橋市、岩堀新大(21)と豊橋市小池町、大矢圭一郎(21)の両容疑者を逮捕した。
 逮捕容疑は、大矢容疑者の知人の男子大学生と共謀し5月下旬、この大学生名義でうその確定申告書や売り上げ台帳を添付して電子申請し、6月2日に国から100万円をだまし取ったとされる。県警は2人の認否を明らかにしていない。男子大学生は容疑を認めており、県警は在宅で捜査を続ける。
 県警によると、両容疑者は知人の学生ら少なくとも10人程度に会員制交流サイト(SNS)やメールを通じて虚偽申請を勧誘して指南し、報酬を受け取っていたとみられ、だまし取った金額は1千万円程度に上るとみられる。県警は両容疑者の役割や報酬の取り分、共犯者の有無など実態解明を進めている。
 捜査関係者によると、大矢容疑者は高校時代、野球部の投手として活躍し、プロにも注目されていた。現在は愛知大野球部に所属している。
 事件を受け、愛知大の川井伸一学長は「本学学生が逮捕されたことは誠に遺憾であり、関係する皆さまに深くおわび申し上げます。事実を確認した上で厳正に対処するとともに、再発防止に取り組みます」とするコメントを発表した。
 
出典:中日新聞(2020/9/29)
https://www.chunichi.co.jp/article/128956