万引やニセ電話詐欺の被害防止に向け、県内の事業所を対象にした防犯講習会が7日、佐賀市のグランデはがくれであった。商業施設やスーパーなど店舗の責任者13人が対策のポイントを学んだ。

 県警生活安全企画課の橋間磨課長補佐が県内の犯罪情勢などについて説明。昨年の万引の認知件数は497件(前年同期比118件減)で、発生場所はスーパーが34%を占め、次いで大型商業施設24%、ドラッグストア16%。対策として防犯カメラ、ミラーなどの活用を挙げ、「(犯罪行為をしようと考える者は)見られる、声を掛けられることを嫌う。不審な動きには適切な声掛けを」と呼び掛けた。

 ニセ電話詐欺は9月末現在、25件(前年同期比8件減)で3760万円(同2560万円減)の被害が発生。うち15件は65歳以上の高齢者で、「高額の電子ギフト券を購入しようとしている人を見かけたら声を掛けてほしい」と話した。

出典:佐賀新聞(2020/10/8)
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/584160