海老名警察署(荒井政晴署長)は10月23日、特殊詐欺の被害を未然に防止したとして、ローソン海老名かしわ台店の従業員・中田友歌さん(27)に感謝状を贈呈した。

 中田さんは電子マネーのプリペイドカードを購入しようと来店した70代後半の男性が、不安そうな様子でカードの置き場所や購入方法について質問したため、警察へ相談するようにアドバイスした。男性は自宅のパソコンでインターネットサイトを閲覧中に画面が動かなくなり、解除のために表示されている電話番号にかけたところ、コンビニで2万円分の電子マネーを購入するよう指示があったという。

 中田さんは「不安げな様子だったので、買うように言った本人を連れて来るか、警察に相談した方がいいのではとアドバイスした」と話し、男性はその場で購入せず帰宅。その後すぐに海老名署へ通報したところ詐欺と判明し、被害が未然に防がれた。

 海老名市では似た手口の架空料金請求は今年に入って2件発生しており、被害総額は約43万円になるという。同署は「架空料金請求は払う必要のないもの。怪しいと感じたらその場で警察に通報・相談して欲しい」と呼びかけている。

出典:タウンニュース(2020/10/30)
https://www.townnews.co.jp/0402/2020/10/30/549298.html