投資名目で大学生らから現金をだまし取ったとして、愛知県警は27日、詐欺の疑いで、本籍名古屋市西区、無職小沢和也(24)、大阪市住之江区泉1、会社員津田将吾(22)、愛知県豊田市宮上町8、会社員渡辺正洋(22)の3容疑者を逮捕した。県警によると、大学生ら約30人から3300万円以上を集めたとみられる。
 逮捕容疑は、共謀して2018年10月23日、名古屋市中区の喫茶店で、当時大学生だった愛知県日進市の男性会社員(23)に「投資に使う。何倍にもできる」などとうそを言って、近くの消費者金融で3回にわたり計130万円を借りさせ、だまし取ったとされる。県警によると、3人は「詐欺とは思っていない」などと容疑を否認している。
 県警は小沢容疑者が犯行を計画し、渡辺容疑者が出資者に話を持ち掛けたとみている。出資額の1割をもうけ分として即日、手渡しして信用させた上、2カ月後には全額を返済するとうたっていたという。昨年1月、県警豊川署に「金が返ってこない」と相談があり、捜査を開始。昨年10月以降、関係先の家宅捜索でスマートフォンや通帳などを押収していた。
 
出典:中日新聞(2020/10/27)
https://www.chunichi.co.jp/article/144429