不正入手した他人名義のNTTドコモの会員IDを悪用した詐欺事件で、福岡や佐賀など9県警の合同捜査本部は8日、詐取役の中国人グループへの提供目的でプリペイドカードを入手したとして、窃盗容疑で契約社員の男(45)=栃木県大田原市、別の詐欺容疑で逮捕=を追送検した。

 捜査本部は2~5月、他人のIDでチャージしたプリペイドカードを使いゲーム機を購入したなどとして、詐欺などの疑いで中国人の男女5人を逮捕。2018年11月から昨年8月にかけ、関東や近畿、九州地方などで計約3500万円の被害を確認し捜査を終結した。

 捜査本部によると、男はフェイスブックで募った協力者にカードを入手させ、グループに提供していた。

 追送検容疑は18年11月~19年2月、日本人男女5人にカードを入手させた疑い。捜査本部は8日、窃盗容疑でこの5人も書類送検した。【共同】

出典:佐賀新聞(2020/12/10)https://www.saga-s.co.jp/articles/-/609694