架空請求詐欺の被害を未然に防いだとして、湖西署は十八日、湖西市新居町のコンビニ「セブン−イレブン新居文化公園前店」店長の伴貴大さん(30)=写真(中)=と、義父でオーナーの渡辺義則さん(57)に感謝状を贈った。
 署などによると、四日午前九時ごろ、来店した六十代の男性客が九万円分の電子マネーを購入。対応した店員が不審に思い声を掛けたが最初は「自分で使う」と店を後にした。当時勤務していた伴さんと渡辺さんが男性を店外で呼び止め購入理由を聞き出したところ、男に有料サイトの未払い金を電話で架空請求されていると分かったため、署に通報した。
 高橋直人署長から感謝状を手渡され、伴さんは「詐欺は身近な場所でも起こると実感した。店員には声掛けと通報の大切さを引き続き呼び掛けたい」と話した。 (鈴木太郎)

出典:中日新聞(2020/12/19)
https://www.chunichi.co.jp/article/172648