今日午前、和歌山市のお年寄りの女性が、市役所の職員を名乗る男からの還付金があるという電話をきっかけに、現金およそ50万円を騙し取られていたことが判りました。
警察の調べによりますと、今日午前11時頃、和歌山市に住む60歳代の女性宅の固定電話に、市役所の介護保険課の職員を名乗る男から「2万7000円くらいの還付金がある。9月末に書類を送っていて、12月末が期限だったが、今日は特別に手続きができる。」などと言われ、女性は、自身の口座がある銀行名や携帯電話番号を伝え、銀行に向かいました。
その後、女性の携帯電話に男から電話があり、女性は、言われるがままATMを操作、現金49万9220円を相手が指定する口座に振り込んだということです。
手続き後、女性のもとに再び男からの電話があり、「失敗していた。別の口座はないか」と尋ねられ、女性は最寄りの郵便局に向かいました。
携帯電話で話しながらATMの列に並んでいる女性を不審に思った郵便局員が、女性に声をかけたことで、被害に遭っていることが判り、通報したもので、警察では特殊詐欺事件とみて調べを進めています。
同じ手口の還付金詐欺が昨日、和歌山市でも発生していて警察は、「ATMで還付金を返金するという電話があれば、まず警察署や交番に相談するよう」注意を呼びかけています。
出典:テレビ和歌山(2021/2/26)
https://www.tv-wakayama.co.jp/news/detail.php?id=62643