今年1月から3月にかけて、三重県名張市に住む80代の女性が「訴訟を免れるために必要な費用を払ってください」などと言われ、現金1200万円をだまし取られました。

 警察によりますと、1月下旬に女性の自宅に「老人ホームの入所権利が当たった。入所しないなら住みたい人に名義を貸してあげて」などと複数回電話があったということです。

 その後、弁護士を名乗る男などから「名義貸しは犯罪にあたる。訴訟を免れるために必要な費用を払って。費用は3月末ごろに戻ってくる」などと電話があり、2月から3月にかけ自宅に2回訪れた運送会社の配送員を名乗る男に、現金合わせて1200万円を手渡したということです。

 弁護士を名乗る男などと連絡がつかなくなったことや、3月末に支払った費用が戻ってこなかったことから、不審に思った女性が警察に相談し事件が発覚しました。

 警察では、特殊詐欺事件として捜査を進めています。

出典:Yahooニュース(2021/5/19 三重テレビ放送)https://news.yahoo.co.jp/articles/681bfc29c7d86fffca917e369d5840af374671b7