年金の支給日の15日、鳥取市では、警察が県内で相次いでいる特殊詐欺の被害にあわないよう注意を呼びかける啓発活動を行いました。

 これは2か月に1度の年金支給日に合わせて、鳥取警察署が行ったもので、警察官およそ10人が、鳥取市内のスーパーの買い物客に県内で相次ぐ特殊詐欺への注意を呼びかけました。

 警察官たちは、スーパーの出入り口やATMコーナーの付近で、ありもしない利用料金などを請求する「架空請求詐欺」や、保険料などの還付があると偽り金をだまし取る「還付金詐欺」など、詐欺の手口の特徴が書かれたチラシを配りながら「電話でお金の話をされたらすぐに詐欺を疑い、警察に相談して下さい」と詐欺被害への注意を呼びかけていました。

 警察によりますと、県内ではことしに入り14日までに、特殊詐欺の被害が去年の同じ時期と比べて10件多い21件発生し、被害額は2100万円ほど高いおよそ6500万円に上っています。

 鳥取警察署生活安全課の漆原弘一係長は「詐欺の手口は多岐にわたっているが、お金の話をされた時点ですぐに詐欺を疑い、周りの人や警察に相談をして被害の防止に努めてほしい」と話していました。

出典:NHK NEWS WEB(2021/6/15)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20210615/4040008361.html