埼玉県の狭山署は、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、飯能信用金庫入間支店と同店窓口係の近藤真帆さん(22)に感謝状を贈呈した。

 近藤さんは今月9日午前10時半ごろ、来店した入間市の80代男性から「100万円を引き出したい」と言われたが確認したところ「息子から電話があった」などと話したことから詐欺を疑い、上司に相談。上司が同署へホットライン通報し、警察官の到着まで日常会話で男性をその場にとどめ、被害を防いだ。

 近藤さんは入庫して5年目で初めて特殊詐欺を未然に防いだという。「過去の履歴を見ても少額の引き出ししかなかったので、不審に思った。お客さまの預金を守ることができたので良かった」と話していた。

 同署の真野益夫署長は「防犯意識が高いからこそ未然に防ぐことができた。これからも連携を密にし、一人でも多くの被害者がいなくなるよう対策をしていく」と話していた。

出典:Yahooニュース(2021/6/28 埼玉新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d048230c4ca508ee46a95d495d1db41729002857