特別給付金の受給を持ち掛けるなどして男性から現金をだまし取ったとして、神奈川県警国際捜査課は28日、詐欺の疑いで、住所不定、無職の大黒直人被告(34)=窃盗罪で起訴=を再逮捕した。「詐欺だとは思っていませんでした」と容疑を否認している。

 再逮捕容疑は氏名不詳者らと共謀のうえ、4月29日、東京都中央区に住む会社役員の70代男性に区役所職員を装って「手続きをすれば特別給付金が年金に上乗せされて支払われる」などと噓の電話をかけたうえ、自身が管理する2つの口座にそれぞれ現金約200万円と約130万円を振り込ませ、計約330万円を詐取したとしている。

 同課によると、大黒容疑者は先月、同じ事件の「出し子」として窃盗の疑いで逮捕されており、ほか約10件の詐欺に関与し、被害額は計約3200万円に上るとみられている。同課が外国人が絡む別の事件の捜査を進めていたところ、今回の事件が発覚。同課は詐欺グループの全容解明に向けて捜査を進めている。

出典:Yahooニュース(2021/6/28 産経新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf4acf410184a3f49e8a132682cbd387fa439edf