振り込め詐欺など高齢者を狙った特殊詐欺の被害を防ごうと、大阪府警都島署は、注意点をまとめた「リスト」を作成し、不審な電話に注意するよう呼び掛けている。

 新たに作られたのは「指差し確認リスト」で、特殊詐欺の可能性が高い電話の特徴について、名乗ってきた人や単語ごとに紹介されていて、気になった場合は、番号を調べてかけ直すことで本物かどうか確認するよう促している。

 都島警察署では、新型コロナの影響で防犯教室などを実施できないことから、高齢者と接する機会が多いケアマネジャーでつくる業界団体と連携協定を結び、配布を依頼したという。

 リストは1万部作成され、介護サービスなどを利用する区内の約3000世帯にリストを配布することにしている。

 都島区内では、6月までの半年間で、銀行職員や警察官などになりすます「アポ電」の認知件数が135件と、去年の同じ時期と比べて4.5倍に急増するなど対策が急務となっていて、都島警察署の美島徹司・生活安全課長は「ケアマネジャーと協力して特殊詐欺の被害を1件でも少なくしたい」としている。

出典:Yahooニュース(2021/7/6 読売テレビ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/39442cd364c215429d673b213b041e0a36e99d45