特殊詐欺被害を防いだとして、京都府警向日町署はセブン―イレブン長岡京上八ノ坪店(長岡京市神足)と千葉修治店長(47)、店員の溝口明子さん(65)に感謝状を贈った。同店は昨年9月にも被害を未然に防止し、感謝状を受け取るのは2回目。千葉店長は「前回の経験が従業員の意識向上につながった」と話した。

 6月3日、レジに来た70歳の男性がスマートフォンのメール画面を溝口さんに見せ、「とにかくこのメール通りにビットキャッシュを買わなあかん」と話した。溝口さんは男性の様子を不審に思い、以前に他の店員が被害を防いだことを思い出し、千葉店長に相談。男性に購入手続きを中止するよう説得し、同署に通報した。

 溝口さんは「前回のことがあったから、これも詐欺かもしれないと思った」と話し、千葉店長も「警察と連携し、被害を防げるよう取り組んでいきたい」と語った。

 同署管内の特殊詐欺被害は、20年の5月末時点が15件だったのに対し、21年は同月比で4件減の11件となっている。

出典:Yahooニュース(2021/7/14 京都新聞)https://news.yahoo.co.jp/articles/74c31c8ee6bbb213450d7d448f5d909f7ec47254