１９日、米子市の６０代の女性が「保険の返済金があります」といううその電話を信じて、現金およそ４０万円をだまし取られる被害があり、警察は詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、１９日午後、米子市に住む６０代の女性の自宅に、市役所の職員を名乗る男から電話があり「保険の返済金があります。どちらの銀行を使っていますか」などと尋ねられ、答えると、金融機関のコールセンターからの電話を待つよう指示されました。
その後コールセンターを名乗る男からの連絡で「キャッシュカードを持ってＡＴＭへ行ってください」と指示されたため、女性は金融機関のＡＴＭに行き、電話で指示を受けながら操作したところ、およそ４０万円を振り込んでしまったということです。
米子市役所に問い合わせをしたところ「そのような手続きをした事実はない」と言われて、だまされたことに気づいたということで、警察は詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、県内ではこうした「還付金詐欺」の被害が急増していて、去年は１年間で１件だったのに対し、ことしはこれまでに１５件、被害総額は１９００万円あまりにのぼっています。
警察は「ＡＴＭで還付金を受け取ることはできないので、そうした指示をされたときは、必ず警察や家族に相談してほしい」と呼びかけています。
出典：NHK NEWS WEB(2021/7/20)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20210720/4040008895.html
