市役所の職員などになりすまし、「還付金がある」などと言って現金およそ200万円を騙し取ったとして、無職の男が今日、海南警察署に電子計算機使用詐欺などの疑いで逮捕されました。

 逮捕されたのは、住所不定、無職の子安史仁容疑者41歳です。

 警察の調べによりますと、子安容疑者は、今年5月12日、何者かと共謀し、和歌山市内に住む60歳代の女性宅に「介護医療保険の還付金がある」などと市役所職員などになりすまして電話をかけた上でATMに誘導し、現金199万3773円を口座に振り込ませてだまし取った電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いが持たれています。

 神奈川県の金融機関のATMの防犯カメラに子安容疑者が現金およそ200万円を引き出している様子が映っていたことなどから子安容疑者を割り出し逮捕しました。

 また、子安容疑者は、いわゆる出し子とみられ、県内外で還付金詐欺を繰り返し、今年5月と6月にも同じ手口で警察に逮捕されていて、還付金詐欺容疑での逮捕は今回で3回目となりました。

出典:テレビ和歌山(2021/8/2)
https://www.tv-wakayama.co.jp/news/detail.php?id=64985