射水署は、還付金詐欺の被害を未然に防いだ富山信用金庫大島支店と職員の青塚桜子さん(25)に署長感謝状を贈った。特殊詐欺被害防止の推進店・事業所認定プレートと推進員認定証も交付した。

 署によると、七月二十九日午後、来店した六十代女性が「市役所介護保険課から電話があり、還付金を受け取ることになった。現金自動預払機(ATM)で手続きをするつもりで来たが、窓口が開いていたので確認したい」と窓口の青塚さんに相談した。青塚さんは詐欺と判断し、女性を説得。坂森徹也支店長代理(47)が署に通報した。

 吉岡優署長が坂森支店長代理、青塚さんに感謝状などを手渡した。青塚さんは「被害防止にこれからも頑張ります」と話した。
 
 同署は、直前に同支店で防犯訓練を実施していた。同信金大島支店・高岡支店の杉森啓二統括支店長(45)は「訓練で指導していただいたことが実践できて良かった」と話した。 (武田寛史)

出典:中日新聞(2021/8/18)
https://www.chunichi.co.jp/article/313034?rct=k_toyama