鳥取県米子市で、8月24日から25日にかけて市役所職員を名乗る女から「介護保険料の還付金」の支払いを名目にした電話が米子市内の住宅にかかり、60代の女性2人があわせて約400万円をだまし取られる被害が発生した。

 1人目の女性は、8月24日に自宅の電話に、市役所保険課の職員を名乗る女から電話があり、「介護保険の還付金があります。ATMで手続きをします。どこの銀行をT使っていますか」などと言われ、金融機関名を教えたという。

 その後、市役所や金融機関の職員を名乗る男から連絡があり、ATMで手続きをするよう促され、電話でやり取りしながら、ATMに自分名義のキャッシュカードを入れて操作したという。

 帰宅後に別居中の娘に「還付金」の話をしたところ、詐欺ではないかと言われて警察に相談するとともに、利用明細を確認すると犯人の口座に189万円8664円送金されており、詐欺に遭ったことが分かった。

 2人目の女性も、翌25日に自宅の電話に市役所長寿社会課の職員を名乗る女から電話があり、同様の指示に従ってATMを操作。犯人の口座に199万8708円が送金されていて、詐欺であることがわかった。

 警察は、市役所や役場職員の名乗り「還付金があります」、「ATMで操作ができます」などと呼びかける電話は詐欺であり信用しないよう注意喚起している。

 警察総合相談電話:#9110

出典:Yahooニュース(2021/8/27 TSKさんいん中央テレビ)https://news.yahoo.co.jp/articles/36983af8305734f642b5318edd7a856e15ceb548