警察は8日、詐欺未遂の現行犯で住所不定・無職の少年(19)を逮捕したと発表しました。

 少年は氏名不詳の人物と共謀のうえ、新潟県五泉市に住む70代女性から現金100万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。

 警察によりますと今年8月、氏名不詳の人物が70代女性の息子を装い「会社の金を使い込んでしまった。お金を用意できないか。法律事務所の者が受け取りに行く」などと女性宅に複数回電話をかけました。

 その後70代女性は実際の息子に電話で事実関係を確認。今回の電話を詐欺と見破り、警察に通報しました。

 警察からの要望で“騙されたふり”を続けた女性。

 8月19日午後1時すぎ、容疑者側の指示通り自宅近くの道路で待っていたところ、少年が女性に声をかけたことなどから、警戒中の警察官が少年を現行犯逮捕したということです。

 少年は「金を受け取ろうとしたことは間違いない」と容疑を認めていて、警察は共犯者や余罪などについて捜査を続けています。

 こうしたオレオレ詐欺の被害を防ぐため、警察は日頃から留守番電話に設定したり、本人かどうか確信が持てない場合には他の親族に相談したりするよう呼びかけています。

出典:Yahooニュース(2021/9/9 NST新潟総合テレビ)https://news.yahoo.co.jp/articles/4ee3c4f426e047b262c82d17aea5c6357a73f0c0