県内でも還付金詐欺の被害が相次ぐ中、県警はこのほど特に狙われやすい60代後半の女性に個別で電話をかけ、直接注意を呼び掛ける取り組みをスタートさせた。(9月16日)

 県警として初めての試みで、8月27日から順次、警察官が交番や駐在所から家庭の固定電話に直接電話を掛けている。対象となるのは県内在住の65歳から69歳までの女性2万7000人。

 福井市の中藤交番ではこれまでに地区の30人に電話を掛けた。同交番の梶井健次所長は「市役所職員を名乗る。ATMに誘い出す。携帯電話でATMの操作を指示する。この3つが還付金詐欺の手口。恥ずかしがらずに、自分で解決せずに相談してください。それが一番の解決策です」と呼び掛けている。

 県警によると、還付金詐欺は県内で今年これまでに10件確認され、被害総額は750万円に上っている。被害者は全て65歳から69歳の女性だという。

出典:Yahooニュース(2021/9/16 FBC 福井放送)https://news.yahoo.co.jp/articles/1819458603b0654f656af63de075a44fdf7eebde