にかほ市の60代の女性が、金融機関の職員を名乗る男の「保険料の還付金がある。きょう中に手続きしないと受け取れない」などといううその電話を信じ、複数回にわたって現金およそ150万円をだましとられ、警察は詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、21日午前、にかほ市に住む60代の女性の自宅に、金融機関の職員を名乗る男から、「保険料の還付金がある。きょう中に手続きしないと受け取れない。キャッシュカードを持ってATMに行ってください」などと電話がありました。
電話の内容を信じた女性は、にかほ市内の金融機関のATMで、男の電話の指示に従いながら、複数の口座にあわせておよそ150万円を振り込んだということです。
女性の取り引きを不審に思った金融機関が警察に通報し、事件が発覚したということです。
警察によりますと、ことしに入ってから先月末までに県内で確認された特殊詐欺被害は28件ということです。
21日も市役所の職員などを名乗る不審な電話が相次いでいて、警察は、お金や口座に関する不審な電話があった場合は、すぐに相談するよう呼びかけています。
出典:NHK NEWS WEB(2021/10/22)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20211022/6010011959.html