札幌市で東区と南区で区役所職員を名乗る男から「介護保険の還付金がある」など詐欺の予兆の電話が相次いでいて、警察が注意を呼びかけています。

 11月16日、札幌市東区に住む60代の女性の自宅に「区役所職員」を名乗る男から「介護保険の還付金があります。2万1100円の払い戻しがあります」などと電話がありました。

 女性の自宅にはその後、「金融機関の職員」を名乗る男から「還付金の手続きをするので近くの銀行に行ってください。あなたの携帯電話の番号を教えてください」などと電話がありました。

 話を信じた女性が銀行で携帯電話で男の指示を受けながらATMを操作していたところ、不審に思った近くの客が声をかけ、詐欺と気づき未遂に終わりました。

 一方、南区でも同日同様の詐欺の予兆電話が60代女性の自宅にあり、女性は不審電話と気づき被害はありませんでした。

 北海道警によりますと、道内では11月だけで還付金詐欺の被害が600万円以上にのぼっていて、道警が「特殊詐欺警報」を発令しています。警察は「ATMを操作して還付金が受け取れますという話は詐欺」として注意を呼びかけています。

出典:Yahooニュース(2021/11/17 北海道ニュースUHB)
https://news.yahoo.co.jp/articles/cee148d050289c4dc17d16268e5e6b1bd3d1262d