佐世保署は2日、連携して特殊詐欺被害を防いだとして、長崎県佐世保市八幡町のセブン-イレブン佐世保市役所前店の店長、南宏美さん(44)と、従業員の森尾美鈴さん(60)に署長感謝状を贈った。

 同署などによると、11月3日午後4時ごろ、来店した高齢女性客がレジ付近にいた森尾さんに「ビットキャッシュはどこにあるか」などと尋ねた。1万円分の電子マネーを購入しようとしたため、購入の理由を尋ねると、女性は「占いに使う」などと話したことから詐欺を疑った。事情を知った南さんも詐欺を疑い、同署に通報。女性の購入を思い留まらせた。

 女性は「占いで機運が上がればくじなどが当たる」などと記載されたメールを受け取り、有料サイトの架空請求詐欺の被害に遭っていたという。

 感謝状を受け取った森尾さんは「金額が高額になれば疑い、声掛けを心掛けている。日ごろから注意したい」、南さんは「特にお年寄りに声掛けすることを継続したい」と話した。

出典:Yahooニュース(2021/12/10 長崎新聞社)
https://news.yahoo.co.jp/articles/66cda6d9df1a30ce643099c1680741a1f77c51a8