特殊詐欺被害を未然に防いだとして大浦署は27日、長崎市平瀬町のセブン-イレブン長崎平瀬町店のアルバイト従業員、森愛美さん(33)に署長感謝状を贈った。

 同署と森さんによると、11日午後5時半ごろ、来店した70代女性が通話しながら現金自動預払機(ATM)を操作していた。「15、15」といいながら現金15万円を2回引き出したことに気付いた森さんは詐欺を疑い、商品を触るふりをして近くで様子をうかがっていた。現金で30万円分の電子マネーを購入しようとしたことから詐欺と確信。「携帯電話料金を滞納していたようだ」などと話す女性を15分ほど説得し、店のオーナーにも協力してもらい警察に通報した。

 女性は来店前、携帯電話に「NTTドコモ」を名乗るショートメールが届き、表示された番号に電話していた。

 森さんは「特殊詐欺にはパターンがたくさんある。しっかり注意してお客さんを見ていきたい」と話した。

出典:Yahooニュース(2021/12/31 長崎新聞社)
https://news.yahoo.co.jp/articles/961479c4316cce209a310b1d1786e3cdd955656d