岡山県警新見署と新見防犯連合会は25日、特殊詐欺被害を防いだとして、中国銀行新見支店(新見市高尾)と同支店職員の久高幸治さん(66)、森清道さん(49)に感謝状を贈った。

 同署などによると、7日午後に訪れた市内の60代女性が、携帯電話で話し込みながらATM(現金自動預払機)を操作。案内係の久高さんが詐欺を疑い、報告を受けた窓口責任者の森さんが同署に通報した。女性の自宅には市の職員を名乗る人物から「介護保険の過払い金がある。還付するのでATMに行ってほしい」という電話があったという。

 贈呈式が同署であり、2人と加村隆範支店長(47)が訪問。一柳勉署長は「全国的に詐欺被害が減らない中、適切な対応で防いでくれた」と感謝状を手渡した。加村支店長は「日ごろから、詐欺と思ったら遠慮せずに声掛けするようにしている。今後も警戒を続けたい」と話した。

 同署によると、昨年は市内で特殊詐欺の被害はなかったが、16件の相談があった。

出典:Yahooニュース(2022/1/28 山陽新聞デジタル)
https://news.yahoo.co.jp/articles/062d9bdd88610d661bef235b69b3d3917c47e2ff