インターネットで電子マネーとして使えるギフト券などを悪用する詐欺を水際で防ごうと、県警は30日、県内のコンビニエンスストアに、接客時に注意すべき点などをまとめたチェックシートの配布を始めた。越知町のコンビニでは、県内で初めて電子マネーを悪用する詐欺を防ぐ店員向けの訓練も行った。(畑本明義)

 県警は毎月30日を「特殊詐欺被害ゼロの日」に指定。県内の今年の特殊詐欺の被害は1月以降、未遂の1件を含めて13件計約2200万円に達する。コンビニなどでギフト券を購入させ、記載されている番号を聞き取るなどして利用権をだまし取る手口が4件あり、計約480万円の被害が出ている。

 県警は、ギフト券を使った詐欺の代表的な手口を例示したチェックシート700枚を用意。県内のコンビニ約300店舗に配布し、レジ周辺に置き、店頭で利用客への声かけなどに使ってもらうことで、被害を未然に防ぐ考えだ。

 越知町越知のローソン高知越知町店では、佐川署員らが客にするなどして合同で訓練。あわてた様子の客が大量のギフトカードを購入しようとすると、店員が「何に使われますか」などと声をかけた。「2時までに支払わないと大変なことになる」などと急ぐ客に、チェックシートを見せるなどして引き留め、ほかの店員が警察に連絡し、到着した警察官が購入を思いとどまらせた。

 訓練終了後、店員の山下美奈子さん(41)は「客から『急いでいる』と言われるので、待ってもらうのがなかなか難しい」と話し、同署の高橋智子・刑事生活安全課長は「だまされている人にとってレジは最後のとりで。警察官の到着までの時間を長く感じると思うので、早く来られるようにしたい」と話した。

出典:読売オンライン(2017/5/31)
http://www.yomiuri.co.jp/local/kochi/news/20170530-OYTNT50295.html