富士市の金融機関の職員が特殊詐欺を未然に防いだとして警察署から感謝状を贈られました。この職員は1月も表彰されていて、立て続けのお手柄です。
富士警察署から感謝状を贈られたのは富士信用金庫の職員、關夕津子さんです。關さんは1月25日、窓口で対応した高齢男性の話の内容から詐欺を疑い、男性を説得。特殊詐欺を未然に防ぎました。
<富士信用金庫 關夕津子さん>「振込用紙の書き方が分からずお手伝いで対応した。その際にメールを確認して文面がおかしいかなと思った」
SNSで出会った外国人女性を名乗る相手と親しく連絡を取り合っていた男性。女性が来日するため、航空機代などを支払うというのです。これは「国際ロマンス詐欺」と呼ばれる詐欺の手口です。違和感に気づき、見事に被害を防いだ關さんですが、なんと1月にも「オレオレ詐欺」を防いだとして表彰されたばかりでした。
<富士信用金庫 關夕津子さん>「出金の目的をお客様から細かく確認させていただき、出金や振り込みの手続きをするように努めている」
お客様の事情に立ち入るのは失礼ではないか…。そうした気持ちもある中で、詐欺を疑う要素があった時にはしっかりと確認し立て続けに被害を防ぎました。
<富士信用金庫リスク統括課 内海秀昇課長>「ATMを利用するお客さまにも分かるように多めに注意喚起をしている」
富士信用金庫、全体としても詐欺被害の撲滅に力を入れています。職員の目が届きにくいATMコーナーにはこれでもか、というくらい詐欺に注意を促す表示が。
<富士信用金庫リスク統括課 内海秀昇課長>「支店で立て続けに2件起きたのは、身近にある詐欺ということになる。我々も気をつけてお客様を見ていくし、利用者も十分注意してもらえれば」
身近になっている特殊詐欺の被害。金融機関も精いっぱいの努力をしています。
出典:Yahooニュース(2022/2/17 静岡放送(SBS))
https://news.yahoo.co.jp/articles/df3f5d69759c1220caac9e19ba40ca4537afc507