岡山県警は21日、名義貸しのトラブル解決を装った特殊詐欺で、岡山市の70代女性が約4200万円をだまし取られたと発表した。今年、県内で確認された特殊詐欺の被害額としては最も大きく、全体の被害額は1億円を超えた。
県警によると、女性は昨年10月中旬、証券会社の社員を名乗る男から電話で、外国通貨の購入に関する名義貸しを持ち掛けられて承諾。後日、別の人物から「名義貸しは犯罪だ」と現金を要求され、同12月中旬までに十数回にわたり送金した。その後、連絡が途絶え、今年に入って県警に相談したという。
県内では昨年末にも、有料サイトの未払い料金の名目で約5800万円をだまし取られる高額の被害が発覚。生活安全企画課は「犯人側は一度成功すると、いくらでもお金を巻き上げようとする。不審な電話があれば警察や家族に早めに相談してほしい」としている。
県警によると、今月16日時点で今年の県内の特殊詐欺の認知件数は36件(前年同期比23件増)、被害総額は約1億600万円(同約8110万円増)となっている。
出典:Yahooニュース(2022/2/21 山陽新聞デジタル)
https://news.yahoo.co.jp/articles/902cc7f7de64bce1df89bbcabb3b806d130a8b49