特殊詐欺の被害者が11日、「詐欺は神戸山口組の組員が組織を背景に行ったものだった」として、組長らに対して損害賠償を求める訴えを京都地裁に起こした。

 訴えを起こしたのは京都府などに住む6人で、警察官などをかたる人物にキャッシュカードを渡すよう求められるなどの手口で、それぞれ50万円から100万円をだまし取られた。

 訴状などによると、これを指示したのは神戸山口組傘下団体の組員で、暴力団を背景にした手口だとして井上邦雄組長ら3人に対して、合わせて645万円の損害賠償を求めている。

 同様の裁判としては全国で15件目で、すでに被害者側が勝訴している判決もあり、弁護団は「再発防止に繋げる意味で重要な意義がある」としている。

出典:Yahooニュース(2022/3/11 読売テレビ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/eee5776f936c3f6ce39475d870240e1457af4235