高齢者の特殊詐欺被害を防いだとして、大阪府警羽曳野署は、関西みらい銀行道明寺支店の支店長(53)と支店長代理(35)に感謝状を贈った。

 同署によると、2人は3月9日夕、閉店後のATM(現金自動預け払い機)コーナーで、70歳代の女性が携帯電話で通話しながら懸命に操作している様子を目撃。説得しながら操作を中断させ、近くの交番に連れて行った。女性によると、自宅に市職員を装う電話があり「ご主人の医療費の還付金がある」としてATMコーナーに誘導されたという。

 感謝状の贈呈式が4月下旬に同署であり、支店長代理は「詐欺だと確信した。別のお客さんが被害に遭って悔しい思いをしたばかりだったので、なんとしても止めたかった」とし、支店長は「朝礼などで呼びかけ、支店全体で警戒している。被害を防げてよかった」と話した。勝部信彦署長は「被害防止には皆さんの尽力が欠かせない。引き続きご協力を」と謝意を述べた。

出典:Yahooニュース(2022/5/15 読売新聞オンライン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d42f4b0f09b2c9d130006b4e3d3a3f657a3295f1