5月に入り、特殊詐欺が相次いで発生している。三重県警生活安全企画課によると、1―13日の間に架空請求や還付金詐欺など計8件(前年同期比6件増)発生。県警は注意を呼びかけている。

 同課によると、今年1月―5月13日までの間に特殊詐欺は43件(前年同期比8件増)、被害額は約1億2300万円(約6320万円増)になっている。このうち、架空請求詐欺は21件発生している。

 架空請求詐欺は、携帯電話に、電話番号や「料金が未払いです」などと記載されたショートメールが届き、電子マネーを購入させたり、ATM(現金自動預払機)に誘導し、現金を振り込ませたりする手口だ。

 同課の担当者は「身に覚えのないメールが届いたら、家族や警察に相談してほしい」と呼びかける。

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 四日市北署では13日、「特殊詐欺撲滅員」の委嘱状交付式があった。撲滅員は1年間、特殊詐欺防止のため、啓発活動に取り組む。

 委嘱されたのは50―80代の男女10人。中村義弘署長が委嘱式に出席した6人に委嘱状を手渡した。中村署長は、今年1月から5月12日現在で、管内で特殊詐欺が4件発生していると説明し、「これ以上被害を出さないため、皆さんの力を借り、さらに被害防止に努めたい」と述べた。

 委嘱式後、署員は四日市市内のスーパーで買い物客にチラシや啓発物品を配りながら「警察官が自宅にキャッシュカードを取りに行くことは絶対ないので、渡さないでください」などと呼びかけた。

出典:Yahooニュース(2022/5/14 伊勢新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1b9b3bfb3d62e013aa8e4fd79f7572c27a774c1