石川県内で特殊詐欺の被害が相次いでいます。白山市にすむ60代の女性が5月10日、市役所の職員を名乗る男から「健康保険料の払い戻しがある」と電話があり、現金およそ50万円をだまし取られていたことがわかりました。

 特殊詐欺の被害にあったのは白山市に住む60代の女性です。

 警察によりますと、5月10日、この女性の自宅に市役所職員を名乗る男から「健康保険料の払い戻しがある」などと電話がありました。

 女性は、市役所職員を名乗る男が自分の名字を名指しして電話してきたため、本物だと信じ込んだということです。

 その後、金融機関を名乗る男から電話があり、女性は携帯電話で通話をしながら男の指示通りにATMを操作したところ、現金およそ50万円がだまし取られたということです。

 女性はこの時まだ現金が返ってくる手続きをしたと信じていましたが、翌日、再び金融機関を名乗る男から電話があり、「手続きがエラーになっているので同じ手続きをもう一度してほしい」と言われたのを不審に思い、警察に相談して被害が分かりました。

 県内では特殊詐欺の被害が相次いでいて、警察は「ATMでお金が返ってくることは絶対にないこと」や電話でお金の話が出た場合は家族や警察に相談するよう呼びかけています。

出典:Yahooニュース(2022/5/13 石川テレビ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/79b9bc995ec607f8ea27e45de66595d5691e2a88