病院関係者を名乗る男から「息子が手術を受けた」という嘘の内容の電話を信じ、広島市の８０代女性が現金２２０万円と商品券１万円をだまし取られる特殊詐欺被害が発生しました。
警察によりますと、先月３０日午後１時ごろ、広島市西区に住む８０代女性の自宅の固定電話に、病院関係者を名乗る男から「あなたの息子の喉のポリープを応急処置した」と電話がありました。
同じ日の午後４時ごろ、再度、自宅の固定電話に女性の息子の名前を名乗る男から、「病院で携帯と財布を盗まれた。会費で７８０万円必要だから用意してほしい。知り合いの若い男に取りに行かせる。まとまったお金がすぐ入るからすぐ返す」などの電話がありました。
犯人が息子の名前を語ったことから、女性は疑うことなく、現金２２０万円と息子以外の人にわざわざ取りに来させて申し訳ないという思いから、デパート商品券１万円分を用意。同じ日の夕方、自宅を訪れた面識のない男に用意した金銭を渡したということです。
その後、被害者の女性が息子の妻にこの件について話したところ事実ではないことが分かり、女性が警察に通報したことで詐欺であることが発覚しました。
警察は電話でお金を要求する話が出た際は詐欺を疑い、誰かに相談するなどしてすぐに１１０番通報するように、注意を呼びかけています。
出典：Yahooニュース（2022/7/4 TSSテレビ新広島）https://news.yahoo.co.jp/articles/52e535e51c059150833ee7c3aff1f74d9b8304ad
