架空の料金を請求する特殊詐欺で、山形県天童市に住む40代の女性がおよそ300万円をだまし取られる被害がありました。

 警察によりますと今年5月、山形県天童市に住む40代の女性のもとに「支払いの確認が取れていない」と
ショートメールが届きました。

 不審に思った女性が記載された番号に連絡すると、
NTTの職員を名乗る男に
「あなたが1~2年前に登録したサイトの利用料金が支払われていません」
「料金は29万円になります」などと言われたということです。

 女性は身に覚えがないことを伝えましたが、
男は電話を切って待つように指示を出し一旦電話を切ると、
今度は日本個人データ協会を名乗る男から
「あなたのスマートフォンからウイルスが発生し93人に被害が出た」
「すぐにサイバー保険に入れば大丈夫です」
「手続きをすれば費用の95%は返金されます」などと言われました。

 女性はその日のうちにATMで10万円を振り込みましたが、
翌日以降も繰り返し電話があり、6月4日までの間に、およそ304万円をだまし取られたということです。

 女性は、相手と連絡が取れなくなったことを受け、警察に相談し被害に気が付きました。
警察では未納料金請求名目で現金の振り込みや電子マネーを要求された場合は、詐欺である可能性が高いとして、絶対に応じることなく家族や警察に相談するよう求めています。

出典:Yahooニュース(2022/7/5 テレビユー山形)https://news.yahoo.co.jp/articles/bdfabe946a8e1fab719f76163073aad2a1710217