札幌・西警察署は今月3日、札幌市西区でキャッシュカード詐欺が発生したと発表しました。 被害にあったのは、70代の女性です。 女性は3日午前11時ごろ、警察官を名乗る男から「あなたのキャッシュカードが偽造されている。犯人を捕まえている。手元にキャッシュカードはありますか。確認させてください」などの電話を受けました。 あとで警察官が確認に行くと言われ、その後自宅に訪れた警察官を名乗る男にキャッシュカード5枚と暗証番号を書いた紙を渡し、男が封筒にキャッシュカードを入れたあと割印をして封筒をそのまま保管するように言われ、保管していました。 女性と夫は、封筒に入れて保管しておくことに違和感を感じたもののそのままにしていましたが、翌朝になり「やはりおかしい」と思い封を開けて確認したところ、プラスチックの板が入っていてキャッシュカードが盗まれたことに気付き110番通報しました。キャッシュカード4枚分の口座から合わせて約1000万円が引き出されていたということです。 警察によりますと、西警察署管内では7月末ごろにも同様の手口の詐欺被害が発生していました。 道警は先月、特殊詐欺事件の捜査中に詐欺グループから札幌市内に住む75歳以上の高齢者の名前や住所・電話番号などが書かれた名簿を押収していて、名簿に記載されていた5500人の情報をもとに戸別訪問をして注意を呼びかけています。西警察署管内でも名簿に載っていた高齢者の自宅へ戸別訪問を行うなど警戒をしていました。 警察は、詐欺電話がきたら「#9110」と注意を呼び掛けています。
出典:Yahooニュース(2022/9/5 STVニュース)https://news.yahoo.co.jp/articles/3736b4416a08bac8361b71d991228b784d3ff909