「介護保険料の払い戻しがあります」という嘘の電話をきっかけに、10月、高知県に住む60代の女性がおよそ100万円をだまし取られていたことが分かりました。

高知県警によりますと、10月30日の午後4時ごろ、高知県南国市の女性の自宅に市役所職員を名乗る男から「介護保険料の払い戻しがあります。きょうまでであれば払い戻しを受け取ることができます」などの電話がありました。

利用している金融機関を聞かれため答えたところ、男は「この電話の後、金融機関のコールセンターから払い戻しの手続きの説明があります」などと話したということです。

数分後、今度はコールセンターを名乗る男から「払い戻しの手続きを行うので、一番近い銀行に向かってください。」などと電話がありました。

女性は通帳やキャッシュカードを持っている金融機関に向かうよう指示され、男の指示に従ってATMを操作。女性は49万9296円を2回、送金する操作をしていて、合計99万8592円をだまし取られたということです。

ATMの操作を終えて明細書を確認すると残高が減っていたことに気付き、女性は翌日、警察に届け出たということです。

県内では今年、特殊詐欺の被害が28件起きていて、被害額はおよそ5367万円だということです。

 

出典:Yahoo!(2023/11/02 テレビ高知)

https://news.yahoo.co.jp/articles/6b86726bb163bb43f7185abc1aca41ded4bf1fd8