新潟県五泉市に住む60代の男性が1日、五泉市役所職員を名乗る男から「介護保険料がある」などと言われ、およそ83万円をだまし取られる被害がありました。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと1日午後1時ごろ、五泉市に住む60代男性の自宅の固定電話に五泉市役所職員を名乗る男から電話がありました。男は「介護保険料の還付金がある。金融機関の担当者から連絡がある」などと話したということです。
その後、実在する金融機関のサポートデスクを名乗る男からも電話があり「コンビニのATMで手続きができる。コンビニに到着したら連絡してほしい」などと話をされました。男性は、五泉市内のコンビニのATMに向かい、男側に電話をかけて指示を受けながらATMを操作したところ、現金およそ83万円を他人名義の口座に振込み、だまし取られたということです。
男性はその後、ATMの明細票を見て個人の口座に振り込んでいることを不審に思い、金融機関や市役所に相談した後、警察に通報したということです。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。
警察や五泉市役所によりますと、五泉市内では今年に入り、市役所職員を騙り「還付金がある。ATMで手続きをしてください」などという不審な電話が相次いでいて、五泉市役所には1月24日以降、市民からの問い合わせが続いているということです。
警察や五泉市役所は「ATMで還付金が戻ることはない」として、不審な電話が来たり、お金の話が出たりしたら、家族や身近な人、警察などに相談してほしいと話しています。
出典:Yahoo!(2024/02/02 新潟放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/89d0ef6c32a42de88a968b98f15010f26ef0f71b