「還付金がある」と社会保険の行政職員を名乗る男の指示に従いATMを操作した60代の女性が「エラーになったのでやり直してほしい」と言われ計4回にわたりおよそ480万円を騙し取られました。

還付金詐欺の被害に遭ったのは、札幌市で会社を経営する60代の女性です。警察によりますと14日、女性の自宅に社会保険を扱う行政職員を名乗る男から「社会保険の還付金がある。ATMでキャッシュカードを使って申請ができる」、「数万円が返ってくる」と電話がありました。女性は指定された銀行から携帯電話をかけ、指示されたとおりにATMを操作したところ「エラーになったので操作をやり直してほしい」と言われました。
操作をやり直した後も「エラーになった」と言われ4回にわたり操作を繰り返した女性は、「こんなにエラーになるものなのか」と銀行の職員に相談したところ「還付金詐欺ではないか」と言われ詐欺にあったことが分かりました。
女性は経営する会社の口座を操作していて、法人口座からおよそ480万円を騙し取られたということです。被害にあった女性は還付金詐欺は知っていましたが、具体的な手口を知らなかったため、信じてしまったということです。
警察は「ATMを操作して還付金が受け取れます」という話は詐欺だと呼びかけています。

出典:Yahoo!(2024/03/15 HTB北海道ニュース)

https://news.yahoo.co.jp/articles/732e1f8ada7c6effa4fe2bb797395ab01fd3c7f4