鹿児島県内に住む高齢女性にうその電話をかけて現金をだまし取った疑いで、県警は、東京都の無職の女を逮捕し、13日、送検しました。
警察庁は、全国で発生する特殊詐欺に対応するため、今年4月、連合捜査班を発足させており、県警が連合捜査班との合同捜査で、うそ電話詐欺を摘発したのは初めてです。

詐欺などの疑いで逮捕・送検されたのは、東京都中野区の無職、三鹿美紀容疑者(43)です。

警察によりますと、三鹿容疑者は、何者かと共謀し、先月初旬から中旬にかけて、鹿児島市の無職の70代の女性に「融資金の返金手続きのため口座の開設費用が必要」などとうその電話をかけ、2回に分けて、現金あわせて500万円をだまし取った疑いが持たれています。

送金の方法が宅配便だったことから不審に思った女性が、警察に相談。

三鹿容疑者らが、女性に再び「トラブルを解決するための現金が必要」とうその電話をかけてきましたが、県警らの指示で、女性がだまされたふりをし、先月19日、三鹿容疑者が、自宅で現金を受け取ろうとしたところを詐欺未遂の現行犯で逮捕していました。

県警は、三鹿容疑者の認否を明らかにしていませんが、現金を受け取る受け子役だったとみて、県警は、余罪や共犯者について調べを進めています。

警察庁は、都道府県をまたがる特殊詐欺に対応するため、今年4月、7都府県の警察本部に連合捜査班を設置しており、県警がこの連合捜査班と組んで、特殊詐欺を摘発したのは初めてです。

出典:Yahoo!(2024/05/13 南日本放送)

https://news.yahoo.co.jp/articles/f6edcac4728bf607146f2bafba84d8fadb8b2d52